今回は、以前ベトナム転職者インタビューに登場していただいた星さんに、普段の生活の様子(平日)をご紹介していただきました !
星さんがベトナム転職したきっかけはこちら。
第二次ベビーブーム世代
ホーチミン在住約8年
移住前 介護職員
移住後 日本語教師、介護職などを経て、現在は日系の人材会社に現地採用で就職。
趣味 猫全般・占いに行くこと
座右の銘 なんとかなっちゃう
ベトナムの情報もちらりほらりと交えながら、それではどうぞ~
1.起床
スマホのアラームと部屋の熱気、鳥のさえずりで目を覚まします。ご近所で鳥を飼っている方が多く、朝からチュンチュン大合唱。急かされる心持ちでベッドから起き上がります。すかさず、エアコン(冷房)をつけます。ホーチミンには四季がなく、雨季と乾季のみ。日中は年間通して30度を超えるため、エアコンなしでは暮らしていけません。
2.出かける準備+植物の水やり
コップ一杯のお水(常温)と生姜&蜂蜜の錠剤を毎日かかさず飲んでいます。以前はよく腹痛を起こしていましたが、これを飲むようになってからだいぶ改善されました。年齢的に健康に気を付けないとですね!
洗顔と歯磨きをします。ベトナムで売っている歯ブラシは頭の部分が日本に比べて少し大きいので、子ども用の歯ブラシを使っています。
バルコニーに出て、植物に水やりをします。今はアボカド、ライチ、何かの花を育てています。お日様を浴びて気分を上げます。野良猫が屋根で寝ているのを眺め、癒しも注入。
3.家を出る
リュックを背負い、フードとマスクで身を隠し外に出ます。東南アジアにあるベトナムは紫外線が強いのでなるべく肌を出さないようにします。これは私だけではなく、ベトナム人女性のほとんどが忍者のいでたちになり、紫外線から肌を守ります。美白がトレンドなのです。
4.市場で昼食のお弁当を買う
家の近くの朝市で昼食を購入します。日本料理よりベトナム料理派なので、基本ローカルなものを食べます。その日の気分に合わせて、ごはん、麺、蟹のスープなどを選びます。金額は1.5~3万ドン(75~150円)ぐらいで買えます。今日はブンという麺の野菜炒めを買いました。
5.朝食(カフェでのんびり)
カフェに入り、アイスコーヒーと菓子パンで朝食をとります。ベトナムコーヒーは濃いめでコクがありおいしいです。練乳たっぷりでいただきます。スプーンで氷をカラカラ回しながら、ちびちび飲むのがベトナムスタイルです。
パンを片手にFacebookをチェック。私はほとんどの情報をFacebookから取ります。ニュース、買い物、趣味の占いもこちらで検索してご新規開拓。
また、友達の投稿から日本の様子も知ることができるので便利です。日本では若者を中心にインスタやツイッターの利用がメジャーですが、ベトナムは老若男女問わずFacebookユーザーが圧倒的に多いです。
6.バイクタクシーで会社へ向かう
アプリを使用してバイクかタクシーを呼ぶことができます。タクシーが苦手なのと渋滞を避けたいのでバイクを利用することが多いです。会社まではバイクで10分ちょっと。距離にすると2キロぐらいですが、私の住むホーチミン中心地は渋滞が多いので、渋滞事情にはつねに気を張っています!日本は電車の押し込み乗車、ベトナムはバイクでギュウギュウです。
ベトナムの交通インフラは、バイクが圧倒的。路線バスもあるにはあるのですが、毎日の通勤通学には不便を感じるようです。電車地下鉄は建設中。旅行などの遠距離移動には高速バスが安く快適でベトナム人外国人ともに人気があります。
7.仕事
まずは朝のミーティングでベトナム人スタッフと情報交換。(私の会社では英語を使いますが、企業によっては通訳がいて日本語だけで仕事ができる環境があります)
パソコンを使う仕事なので、目に堪えます。そんなときはベトナムコーヒーを飲んでリフレッシュします。スタッフ差し入れの果物をみんなで食べることもあります。
ベトナムは果物の種類が多く安くておいしいです。個人的にバナナがおすすめで、ホカホカ白飯にバナナをカットしてしょうゆをチャラっと垂らしたものが意外と美味でなかなかです。皆さんには想像できないと思うのですが、美味しいんですよ。
昼間はさらに日差しが強く気温も上がるので、事務所から出ないようにしています。朝買ってきたお弁当をスタッフ達と食べます。
終業近く、夕方。会社はホーチミン中心の高層階にあり、外の景色がいい感じなんです。なかなか進まない地下鉄工事…もうかれこれ2年間以上、同じ景色を見ている気がします。
8.終業後(歩いて帰る)
私にとってのベトナムと日本の一番の違いは「歩かなくなったこと」。だから、あえて歩きます。思えば、日本(東京)にいたころは、自宅から最寄りの駅までは自転車、駅間の移動は徒歩など、自然と「歩く」生活でしたが、ベトナムではアプリでタクシーやバイクが簡単に呼べるため、自然と活動量が減ります。甘苦美味しいコーヒーの助けもあり、ベトナムに来てからかれこれ8キロぐらい太りました。
健康管理には気を配りたいですね(2度目)。ホーチミンにも設備の整ったジムやヨガがありますが、人見知りな私には通えず。困ったものです。
ベトナム都市部は道路を渡るときは注意が必要です。日本では歩行者優先ですが、ベトナムは違います。最優先はバス、自動車→バイク→歩行者の順になります。歩行者は最新の注意を払って慎重に渡ります。慣れないうちはちょっと怖いですが、そのうちコツが掴めてきます。
9.帰宅(大家さんの出迎え)
仕事終わりは夜遊びせずにすぐさま帰宅。横になりたい一心で家に帰ります。私の借りている部屋は、大家さんが1階に住んでいるので安心です。大家さんは部屋を貸すかたわら食堂もやっており、夕食をごちそうになることもあります。
バルコニーに出て植物の様子見、野良猫の所在確認します。
10.夕食
部屋には台所がないので、外食になることが多いです。外食の他に、デリバリーを頼んだりもします。
ホーチミンなどの都市部では日本食も気軽に食べられます(価格はローカルよりやや高め)。年に数回、日本人の知り合いと食事に行くときは、記念にと日本食を選びます。私的には十分おいしいです。
11.水シャワー
ベトナムにきてから、どれぐらいたったころでしょうか…以前借りていた部屋がお湯が出なかったことがあり、それ以来、お湯は使わず水シャワーをするようになりました。慣れると気持ちが良いのものです。一応バスタブがありますが、洗濯をするときにだけ使います。週3回、手洗い洗濯をします。これも以前借りていた部屋からコインランドリーまで遠かったため、その時から手洗い洗濯の習慣がつきました。
紫外線バッキバキのホーチミン、お天気の良い日であれば、3時間ぐらいで洗濯物が乾きます!
12.眠くなるまで Youtube ! みながらの長電話&チャット
食事以外、部屋ではほとんどベッドの上で過ごします。 日本のYoutubeを見まくります。そして、ベトナム語の広告もしっかり楽しみます。なぜかサプリや脂肪吸引の広告しか入りませんが、飽きずに楽しんでいます。こうした活きたベトナム語でヒアリングの練習ができるのは良いことですね!
最近は皇室関連の動画(同じ動画)を繰り返し視聴。
気の置けない友人たちと語り合い+ごろ寝 至福のひととき。
13.就寝
エアコンを切って、おやすみなさい。
(掛け布団もいつからか掛けなくなりました)
星さん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
星さんの1日は、ご本人曰くとても静的でシンプルとのことですが、来越してすぐにこの生活ができるか?というとなかなか難しい気がします。
そこにベトナム在住歴8年の貫禄を感じてしまいます。
普段は完全なインドア派ですが、連休時にはベトナム人の友人たちに説得されて高速バスで国内旅行を楽しむこともあるそうです。
また機会があればお進め国内旅行についてもご紹介したいと思います。
さて、1人1人それぞれの生き方があるように、暮らし方も様々です。
皆さんにとって、何かのヒントになれば幸いです。
参考サイト
・ベトナムの物価はどれくらい?